先日、夕飯中に長男との話
今年から建築学部に通っている長男ですが、長~い夏休みが終わり、
本格的に建築の授業に入ってきたそうです。
「この建物なんだけど、どうやって寸法だしたらいいのか・・・」
と、課題を見てみると・・・・
フィッシャー邸じゃないか!!
フィッシャー邸というのは、ルイス・カーンが1960年代にアメリカのペンシルベニア州に建てられた住宅で、
四角のボックスが斜めに組み合わさった、名作住宅の一つです。
寸法がどうこうより、最初の課題でフィッシャー邸をトレースなんてセンスのいい先生ではないか!と、感心してしまいました。
10年前に、フランクロイドライトの建築を見にアメリカに行ったのですが、ついでみたいな感じで、
ルイス・カーンのエシェリック邸という建物を見学したのですが、個人的にエシェリック邸の方が衝撃度は高かったのです。
フィッシャー邸の話に戻りますが、この箱の角度の組み合わせは、ただのデザインではなく、
窓からの景色や明かりなどを考慮して、こうなったと言われております。
日本は窓というと、明かりを入れたり、風を入れるためというのがありますが、
私は外との繋がりを作るため、視界が抜けていくための窓と思っているので、
アメリカとは密集度が違う日本ですが、プランを作る前の土地の下見などは、
どこに窓を付けたらいいのか探すのがメインだったりします。
その参考的建築の一つがフィッシャー邸であります。
今回書いたような内容を息子とは話していませんが、はじめて建築の話をしました。
伝わっているか分かりませんけどねw