株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

11月13日

北海道出張編 その3(工場加工編)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長期間の乾燥期間を終えた材料がフローリングに加工されていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おおよその厚みと幅に加工されていきます。

 

真剣な眼差しの坂本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フローリングの実(さね)加工がされていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加工された材料達。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

板一枚が!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一枚のフローリングになるんですからね・・・

 

 

どれだけ長い期間かけて、手間ひまかけて作られているのか・・・

今回見せてもらい感慨深いものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

施工例として、見せてもらったクリのフローリング。

 

 

土足で使われている所でしたので、表面塗装はウレタンでしたが、

木目は綺麗は分かります。

黄金かよ!

 

 

 

 

 

 

 

基本扱っている樹種の説明。

 

前にも話した通り、北海道には沢山の広葉樹が生えているので、

滅多に作れない樹種もたまにあります。

 

9月に買わせてもらったのが、キハダというフローリング。

20帖分しかありませんが、今後どこかで提案しようと思います。

 

 

そんな感じで道産フローリング研修は無事終了しました。

 

 

フローリングでお客様に提案したい!と、ここまで強く思ったのは初めてでした。

だから、ブログでも3回分に渡りお話させていただきました。

 

 

工藤工務店は大きな会社ではないので、使用する量は少ないかもしれないですが、

少しでも貢献できるような事をお客様に提案していこうと思います。

 

本当に素晴らしい材料です。

 

これから北海道産フローリングをプッシュが強くなるかもしれないですが、

聞いてもらえたらと思いますw

 

 

 

 

 

 

 

おまけフォト

 

 

 

函館に戻る途中で、トラピスト大修道院へ。

 

 

売店も閉まっており、時間遅かった・・・

 

11月12日

北海道出張編 その2(材料乾燥編)

 

午前中に座学勉強が終了し、午後から工場見学へ。

 

 

 

 

 

 

 

材木屋さんから買い付けた材料が板状で自然乾燥されております。

 

まず思ったのが、板のまま乾燥なのか!

綺麗に並べられていますね。

 

 

この状態で4カ月自然乾燥させるそうです。

 

 

 

 

 

並べられている一枚一枚がフローリングになるんですよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乾燥はじめた日付、樹種、木のサイズが書かれていますね。

 

19ミリというのは木の厚みになりますが、

乾燥して縮み、そこから表面を綺麗に加工して15ミリの厚みのフローリングになります。

 

幅も厚みと同様に145ミリから120ミリまで加工されていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自然乾燥場を見学していたら、材木屋さんから到着したばかりの板が到着しました。

 

 

 

 

 

ミズナラですね~!!

 

108と書かれているので、90ミリ幅のフローリング材が作られるんでしょうね。

 

 

 

届いた材木は、後日選別など行い、自然乾燥場に移動になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4カ月自然乾燥された材木は、今度は一週間機械乾燥を行います。

 

機械乾燥2日目でしたので、機械の中に手を入れると、湿度の高いモワッとした空気でしたね。

 

 

 

 

 

 

こちらがボイラーですね。

 

使わない木っ端や、木の皮を燃やしておりました。

 

このボイラーは珍しいらしく、修理も一苦労とか。

レンガ積みでカッコいいですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機械乾燥された材料は、少しの間、雨の当たらない場所で自然乾燥します。

 

 

 

 

フローリングが加工されるまで、長い期間熟成されているんですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけフォト

 

 

 

座学勉強を終え、森の恵みを食べに行きましょう!ということで

連れてこられた定食屋さんでカキフライ!

 

北海道の牡蠣といえば厚岸を思い出しますが、知内産牡蠣もおいしかったです!!

 

また食べたい!!

11月11日

 

先週、スタッフ坂本と北海道に出張に行ってきました。

 

 

今回は以前から使用していた北海道産フローリングの工場見学に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

函館空港から車で1時間。

 

フローリング工場に到着。

 

 

 

まずは工場見学の前に、北海道の広葉樹の座学勉強です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社長自らお話してくださりました。

 

北海道の広葉樹がなぜ多いのか。

広葉樹と針葉樹の違い。

北海道の森と海の関係。

現状の北海道の広葉樹の需要と供給。

そして、熊w

 

 

知っているようで、知らない事が沢山ありました。

 

教えてもらった事を全て伝えることはできないのですが、

現状北海道の広葉樹は危機に陥っているということはここでお伝えしたいです。

 

 

今、北海道の広葉樹の中でも、よく耳にするのは「ミズナラ」です。

 

ウィスキー好きにはたまらないですよね!w

 

このミズナラが近年大人気で、私達建材で使用はもちろん、家具、酒業界など、

ひっぱりだこになっております。

 

このミズナラの需要が凄すぎて、建材にまわるのも少なくなってきておりますし、

かなり少なくなっているのもありますが、このミズナラだけが凄い人気になっているのが危機的状況の一つになっています。

 

 

北海道の広葉樹は本州でみる杉林のようにミズナラだけが生えているわけではないのです。

 

 

北海道の森・・・いや、自然界の森はたくさんの樹種で形成されており、

ミズナラが人気だからミズナラだけを伐採なんてできないのです。

 

北海道では、シラカバ、タモ、ニレ、クリ、マカバ、ハンノキ、ブナ、ブナ、トドマツ、セン・・・・etc

沢山の木が混在した混合林となっているんです。

 

 

 

 

 

 

私が撮った綺麗な紅葉ですがw これが混合林なんです。

 

 

 

 

 

 

 

そう、ミズナラだけが突出して需要があり、他の広葉樹が在庫過多になっているのです。

 

 

フローリング加工会社も材木屋さんから人気あるからミズナラだけを手に入れるわけではなく、

沢山の樹種を買わざるおえない状況なんですよね。

 

これを知るまでは「ミズナラ人気ならミズナラだけフローリングにすればいいじゃん」と、

フローリング会社の営業さんも思っていたそうです。

私もそう思っていました。

 

 

簡単に思っていたのがショックでしてね。正直衝撃を受けました・・・

 

 

 

 

また、社長からも名言がありました。

 

「北海道の海産物が素晴らしいのは海と山が恋人だからなんです」

 

針葉樹の葉は基本常緑樹が多く、ほとんど腐葉土になりません。

杉の葉などは腐らないそうです。

 

広葉樹のほとんどは落葉樹で、落ち葉が腐葉土になるそうです。

森の枯れ葉が腐葉土になり、その栄養が海へと渡るとの事。

 

 

北海道にとって広葉樹はとても大事な存在なんですよね。

 

 

やはり、伐採だけでは大変な事になってしまうので、未来のために植林活動も行っているそうです。

 

 

 

まだ、工場見学前ですが、北海道産材を使わなければ~~ってなりましたね。

 

 

 

 

次は工場見学編です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけphoto

 

 

 

坂本の背中に雪虫が沢山ついてるw

 

今年は多いそうです・・・

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