先日、1泊2日で富山、福井に出張に行ってきました。
富山県は、モデルハウスに使用するテーブルの件、
福井県は、FPグループの先輩工務店のモデルハウス見学で行ってきました。
まずは富山県
都内や大阪などのオンリーワンの家具を製作しているオーダー家具屋さんです。
知ったキッカケは去年お伺いしたお蕎麦屋さんからの紹介です。
この木の塗装が素晴らしかったんですよ!
(なんじゃ!この木の方が多いと思いますがw)
ずっと触っていたいと思えるような仕上がりでした。
そこから紹介していただき、色々教えてくれるということで訪問してきました。
塗装に関しては技術的な事なのでマル秘にしておきますが、
家具屋のものづくりの事を沢山教えていただきました。
この2つのウォールナットの材料ですが、
右の色の濃い方はオイルフィニッシュされているようで、2枚共無塗装なんです。
何が違うって、木の乾燥された国が違うらしく、濃い方は日本、薄い方は海外。
海外の方のウォールナットは木の色を奪ってしまうほど、急激な温度で乾燥されて、
木が脱水症状みたいな状態で命を感じません。
色の濃い方は、木の良さを残したままジックリ乾燥させているので、
肌艶よく、木の活力を感じます。
私達、家の作り手ですと、柱や梁などの構造材の乾燥工場など見たことはありますが、
造作材などの材料も乾燥が大事なんですよね。
同じウォールナットでも、材料の価値は違うのは一目瞭然です。
日本で乾燥させたウォールナットのチェア。
木の凄いし、座面がコードバンw
材料が凄いのは分かるが、私が一番驚愕したのは、3つの材料が合わさるトメ部分。
建築関係の方見ている方がいるので説明しますが、この足や手摺の部分、正方形じゃなく長方形ですからね。
ということは、45度のトメではなく、特殊な角度で3つの材料が組み合わさっているのです。。。
凄い技術のチームです。
浮造りした材料の半端があったので、見せてもらいましたが、ありえない浮造りです・・・
あっという間に時間が過ぎて、A NEW STUDIOさんの工場は後にしたんですが、
夜の食事後、マル秘の場所を見学させてもらい、また、A NEW STUDIOさんの技術に脱帽でした。
浮造りされたテーブル・・・
こんなの見たことない。
凄すぎて何も言えない・・・
チェストの天板
本来、板は木裏(木の内部の方)を上にするんですが、木のダイナミックさを見てもらうために表側使うとか・・・
木の木目が普通じゃないんですけどね。
他にも凄い所がありましたが見せられないw
技術があっても、クライアントに知ってもらわなければ、何も生みません。
営業力と技術力の融合された少数精鋭の家具屋さんの凄さを知る事が出来ました。