株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

8月29日

展示場の現場視察の後、もう1社の工務店の所へ。

 

工藤工務店のモデルハウスと同じく事業再構築補助金で建てたオフィスが完成したということで見てきました。

 

三重の一番下志摩まで移動です。

 

 

 

 

 

私達の考えているレベルを遥かに超えた建物です・・・

 

 

 

4面ガラス張りに六角形の木材が覆うようなデザインです。

 

六角形の加工がヤバいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建築とアートが融合した感じですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから移動したのが、真珠の加工場を宿泊施設に改装されたラグジュアリーホテル

 

複雑な地形になっており、この小さな湾の回りが全て施設になっております。

 

今回はちょうどいいタイミングの時間で見学させてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

構造材は既存のまま残して改装された宿泊棟

目の前が海でめちゃくちゃ気持ちいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはレストラン棟

 

 

綺麗な丸太は残されていますね!

 

 

 

 

 

 

プライベートサウナがあったり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水風呂からの景色も最高です!

 

 

 

いつか泊まってみたいですね!!

 

 

 

今では海水の上昇で志摩でも真珠がほとんど取れないそうです。

今回のような使われなくなった建築物をどう再建していくのか建築家の私達は考える事であり、

ここまで出来上がる経緯や大変だった事など色々聞くことが出来ました。

 

 

 

今回、内容の濃い2日間の研修でしたね~!行って良かったです。

今後の参考にさせていただく事が沢山あり、プラスできそうな事はやっていこうと思います。

 

 

8月28日

 

先週、お世話になっている三重の工務店さんが、

建築中のモデルハウス現場見学&勉強会を開催するということで出張に行ってきました。

 

全国から集結し50名近い参加です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは断熱性能を上げていく勉強会

 

工藤工務店と使う断熱材が違えど、目標とする性能値は一緒です。

 

現在、工藤工務店は、ルールとして断熱等級6 UA値0.46m2K以下、平均値0.4m2Kとなっています。

 

この上位となる断熱等級7 となるとUA値が0.26m2K以下となり、これをクリアするのは

付加断熱&トリプルガラスと、費用対効果が低くなり、中々勧められない所なんですが、

この勉強会であったのが、断熱等級6.5レベル Ua値0.36m2K以下という目標でした。

 

これであれば難しくない目標値です。

 

6.5等級なんてないので、実質等級6になりますが、

間違いなく比例して快適性は上がるので、今後の工藤工務店の目標となる数値になると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勉強が終わり、漆喰塗りの講習会。

 

沢山の左官屋さんが勉強に来ていました。

これは千葉県内であったら業者さん連れていきたかった・・・・

 

講師は工務店の先代の社長さんがされていたのですが、

普通の左官屋さんレベルを超える技術です。

凄かった!

 

 

 

 

 

 

 

翌日、現在工事中のモデルハウスの現場視察

 

三重では工務店だけの住宅展示場が作られていました。

 

今まで千葉good工務店会でやっていたのは、半年~1年見学してもらってから売却となる

移動式モデルハウス(私はコンセプトハウスと言っています)でしたが、

ハウスメーカーの展示場とは違った、レストラン、フットサル場などを併設した地元密着の展示場だそうです。

 

完成したら見に行きたいですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普通の展示場の建物とは違った、UA値0.26以下 UA値0.46以下を体験できる展示場となっており、

一つの建物を見学するではなく、身体で温度を感じ、色々な種類の建材を確認できるという、

建てる方にとって参考になる展示場になるそうです。

 

色々な事を考えていますね。

私達も展示場ではないですが、来年モデルハウスを建てるので色々参考にさせていただきました。

 

 

今回見学させてもらった社長さんの年齢は、私の一つ先輩になります。

相談できる頼りになる方でもあるし、負けられないライバルでもあります。

 

 

今回見させていただいた分、来年のモデルハウスで「うわ!」と、

驚いてもらえるような建物を作るのが恩返しだと思っています。

8月27日

工藤工務店、新モデルハウスの話

 

 

今回はモデルハウスに採用するV2Hシステムのお話をしたいと思います。

 

V2Hと聞いても「?」という方もいるかもしれません。

聞いたことがあるという方も太陽光発電と、電気自動車の組合せということぐらいでしょうか。

 

 

今回は皆さんにも、分かりやすい図も作成しましたので、

シンプルな太陽光発電搭載の1段階目からV2Hまで説明できたらと思っています。

 

 

 

まずは一段階目の太陽光発電のみ(オール電化住宅は、おひさまエコキュート推奨)

 

 

 

 

 

 

2012年に始まった電力会社が買い取る固定買取価格制度FITが導入された時は、

電力会社の買取価格は40円/1kWhからスタートしました。

 

当時は東京電力の使用電気料金が20円/1kWhしないくらいだったので、

「倍で買うんかい!?」と、衝撃的な制度が導入されました。

 

それまでは太陽光発電を搭載すると、太陽光工事代金を元を取るには15年程をいわれていましたが、

FITがスタートした時は5年~8年くらいで工事代金分売電できる計算になっていました。

 

 

そして、FITが始まり11年が経過した現在ですが、

電力会社の買取価格は16円/1kWh

東京電力の使用料金は30円/1kWh~

と、なっています。

買取価格は半額以下となり、使用料金は1.5倍ほど高騰しております。

 

昔は太陽光発電で作った電気は全て電力会社に売ってしまう全量売電がメジャーでしたが、

現在は売るより自家消費が通常となっています。

 

太陽光発電で作った電気は、自家消費に使い、

余った分は電力会社に16円/1kWhで売るというのが太陽光発電第一段階です。

 

太陽光発電を搭載すると、オール電化にしなければいけないという事はありません。

オール電化にすればメリットは上がりますが、本当はガスで料理したいのに、

何十年も無理してIHで料理するのもストレス溜めるだけですからね。

 

オール電化の場合は「おひさまエコキュート」を推奨しているので、ここだけ説明します。

 

今までのエコキュートは、電力会社の夜間電力が安い料金プランに加入します。

そうすると安い電気料金でお湯を作るというのがエコキュートでした。

 

ですが近年、電力会社の夜間電力が高騰していた事と、昼間ですと太陽光発電で作った電気で沸き上げる事と、

昼間の温かい空気を使用することで、電気代が節約できるのがおひさまエコキュートです。

 

家庭における消費エネルギーの多くを占める給湯機を太陽光発電で作った電気でお湯を作るので

蓄電池3kWh相当のメリットがあると言われています。

 

 

FITが終わる予定のオーナー様は、おひさまエコキュートに変更してもいいかもしれませんね。

 

 

これが第一段階です。

 

 

 

次は第2段階。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二段階は第一段階に蓄電池をプラスした状態です。

 

第一段階は自家消費するか、電力会社に売るかの2択のみでしたが、

蓄電池を採用することで「貯める」ことができます。

 

 

しかし、蓄電池は高いんですよね・・・

徐々に本体金額は下がっているのですが、中々設置までの方は少ないです。

この対策がV2Hであったりします。

 

 

蓄電池を入れる事のメリットは2つ。

①災害時で蓄電池に貯めた電力分供給ができる

②太陽光で作った電気を無駄なく使う。

 

①はイメージ通りではないでしょうか。

4年前にあった千葉の台風災害。

オーナー様宅で蓄電池を入れたお宅に訪問したら、

本当に助かったと言っておりました。

普通に住めるまではいきませんが、家全体の照明、エアコン以外の家電などは普通に使用可能との事でした。

 

②は一段階で書いた自家消費で溢れた分は電力会社に売電する量を蓄電池に貯める事が可能になります。

 

 

ちなみに工藤工務店の今後の新築では、第一段階、第2段階ですが、サブスクで設置が可能になっています。

 

エネカリプラスという東京電力が運営しております。

サイトはコチラ

 

今回話すと長くなってしまうので、エネカリプラスは次の機会に。

かなり安いと思います。

 

 

 

 

そして、第三段階がV2Hになります。

 

 

 

 

 

 

 

V2H(ヴィークル・ツー・ホーム)は電気自動車と家を繋ぐシステムです。

 

昼間に太陽光発電で作った電気を電気自動車に送り、貯めた電気を自宅でも使える給電機能が備えられています。

 

一段階で書いた通り、今では電気を買うより作って使う時代です。

電気自動車に貯める電気は、電気会社から買った電気で貯めるより、

太陽光発電で作った電気の方が明らかに金額が安いです。

 

家用蓄電池より容量が大きく、金額も容量に対して安い点、

そして災害時でも、大出力で多くの機器が使用可能となります。

 

しかし、このV2Hは、当たり前ですが昼間電気自動車が家の駐車場にあるというのが前提ですねw

 

ちなみに電気自動車が昼間ずっと出ている状態であれば、

別のV2L(ヴィークル・ツー・ロード)でもいいかもしれません。

 

V2Lは太陽光発電からの電気供給、自宅への電力供給はNG 外出先で電力供給は可能です。

 

 

 

 

で、今回のモデルハウスは三段階目のV2Hシステムになります。

 

電気自動車も少しずつ普及してきましたが、

もっと普及していくにはV2Hシステムが増えていかないといけないと思っており、

工藤工務店が率先して、リフォームから新築まで提案していければと考えています。

 

しっかり説明するにはモデルハウス完成後になりますが、

FITが終わってしまった方、終わりそうな方にご提案はさせてもらっています。

 

先日、FITが終わった方の10年点検で、今後V2Hを考えたいと相談がありお話している所です。

 

FITが終わると、電力会社の買取は一気に下がり8円/kWhとなりますので、

間違いなく自家消費型にチェンジしていった方がいいのです。

 

 

 

 

最近のブログで一番長かったんではないでしょうかw

時間かけました。

 

 

もっと技術的な部分は割愛していますし、分かりづらい所はあったかもしれませんが、

大まかには分かったのではないでしょうか。

 

疲れましたw

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