先日、「建築物石綿含有建材調査者」という講習を受けてきました。
石綿という名前は建築用語でして、「アスベスト」という名前で知れ渡っていると思います。
アスベストの入っている建材を調査する人の講習という事なんですが、
なぜ私が講習を受けているかといいますと、今年の10月からリフォーム工事に大きく関わってきます。
アスベストといいますと、1960年代から倉庫や施設などで多く使われてきました。
アスベストは引っ張りや摩擦、電気を通しにくかったり湿気に強いなど優れた性質があり普及していきました。
ですが、工事をされてきた方、家族などの健康被害が公になり、徐々に規制されていき、
2006年9月以降の建物には完全に禁止になっております。
多くは施設などでの吹付されたものが多いのですが、
一部は住宅建材にも混ぜて使われてきたのです。
今年の10月以降、解体工事、リフォーム工事では建築物石綿含有建材調査者が
工事前にアスベスト建材が使われているのか判断しなければならないのです。
その判断を私達に任され責任を問われるという、正直色々言いたい事はありますが、
法律なので沿ってやっていくしかありません。
解体工事は解体業者の方に任せるようになりますが、
リフォーム工事でも解体業者さんに判断してもらうという訳にはいきませんので、
今後は建築会社でも免許をもっていかないといけないと思い、今回私が受けてきました。
2日間では覚えられないテキストの厚さですが、
石綿の知識はある程度知る事は出来ました。
ほとんどが大きな施設での調査のやり方の講習なので、
住宅と施設の調査士を分けたほうがより深く知れるのかなと思いました。
無事終了考査にも合格し、免許も届きました。
今年の10月からある一定の規模、金額のリフォーム工事にはアスベスト調査しなければならないので
費用にも影響してきますし、大変な作業です。
簡単にリフォーム工事が出来なくなる時代になりそうです・・・