モデルハウスjam 温度測定のお話です。 ※今回は重要なお話です。
11月中旬にモデルハウスjamに温度測定器を設置して、2カ月経過観察してきました。※設置のブログネタはコチラ
今日は2カ月間の結果報告をしようかなと思います。
jamの簡単な建物の概要です。
建物階数 2階建
室内延床面積 43坪
UA値 0.36
C値 0.26
となっております。
ちょっと温度見えちゃっていますがw
暖房はLDK空間の所にダイキン リソラシリーズ14帖用エアコン
暖房19℃設定 風量自動で1台のみ稼働しています。
2階はエアコン稼働していない状態です。
直近の1月6日~12日での1週間で見ると・・・
ちょっと文字薄いですがw
グリーン 1階LDKの温度
ブルー 2階のクローゼット
オレンジ 外部気温です。
まず、外部気温の温度変化に対し、内部はほとんど安定しております。これが断熱の凄さです。
そして、1階の気温と2階の気温の温度差は1℃程になっていて、家全体の温度差がほとんどないという事です。
見学されている方は分かっていると思いますが、ダイニングキッチンが吹抜けになっていて、
2階に上がる階段もLDK空間と一体になっています。
LDK空間で暖められた空気が2階にも行きやすい間取りになっています。
ちなみにこの週で一番外部が寒かった時の室内温度が上記となっています。
自分で言うのも変ですが凄い結果ですね~!
12月の全体の気温分布ですが、
上旬はエアコン19℃設定でも24℃まで室内温度になっています。
室内温度も安定しています。
1月入ってから本格的に寒くなり始めてから、19℃設定だと20℃下回るかもと予想していたんですが、
UA値0.36まであると19℃設定でも室内温度22℃あるのは本当に凄いなと思います。
そして、そもそも断熱の話なのですが、
断熱が悪いと「1階と2階」「玄関ホールとリビング」などの温度差が大きくなるので、
ドアなどで仕切りたくなるんです。
そうなると、家全体で温度差がでてくるので、お風呂などに入るときのヒートショックなどが
発生しやすいお家になってしまうんです。
じゃあ、仕切りドアがない方が・・・といっても、断熱力が低いと冬場であれば温めた温度が外に逃げてしまうので
どうしようもないのですが・・・
プランニング中の施主様との打合せでも、「LDKの熱が逃げちゃうからドア付けたい」
「リビング階段は熱が2階にいっちゃうから・・・」と、お話を頂くことがあるんですが、
家全体を断熱力を上げる事によって、家の中ほとんど温度差のないので、温度差のための仕切りドアは必要ないんですよね。
逆にいらない位なのです。
久しぶりに断熱のお話をしてしまいました・・・
温度の次は湿度の測定結果です。
グリーン 外部
パープル 1階
オレンジ 2階
となっています。
湿度低い・・・低すぎる・・・・
これには問題点が一つあって、
「人が住んでいない」という大問題があります。
普段生活していると、室内に洗濯物干したり、お風呂にお湯を溜めたりしますので、
生活しているお家は10%は上昇すると思います。
なので、工藤工務店のオーナー様宅で調べると加湿器が無いと40%前後が多いです。
湿度が上がれば体感温度も上がるので、2月から加湿器を設置してみようと思います。
住んでいないから上がっても40%くらいかなと予想しています。
それでは加湿器などを設置してみて、その経過が見えてきたら、またブログでお伝えします。
こうやって計測すると色々な事が分かってきますね!