先週、和歌山に出張に行ってきました。
和歌山の木「紀州材」の見学です。
今回はネタがかなりあるので、数回に分けてお伝えしようと思います。
まず、空港から向かったのは、木の伐採現場です。
こんな急勾配の木を切り倒しているんですね。
普通に登って切り倒しているという事で大変な作業というのが分かります。
2~4名が班となって伐採をされているとの事。
今回は2名の班を見学。
一名が木の伐採、伐採した木をワイヤーに括り付ける作業、
もう一名が運搬操作されておりました。
伐採された木が運ばれてきました。
もう一名が伐採された木の枝切りして木を並べていきます。
この大きさで60年程。
大分、静岡と木を見てきましたが、ビックリしたのが細さ。
他の県産材はもう少し大きい印象でした。
和歌山の山の土壌をみると、岩が多く、木の成長が遅く年輪が詰まっているので強度が出るんです。
伐採された木が積まれています。
まずは、伐採場で紀州材として適しているのか、選別をするとの事。
ここで紀州材に選ばれるだけで、かなり少ない数に絞られるそうです。
この機械がマジで凄い。
枝切りから、木の長さを測定しピッタリにカットできたりします。
ちなみに柱の材料は、1本の木で長くても1本しか取らないのです。
どういう事かといいますと、10mの木があれば4m、3m、3mと取れますが、柱の適した場所の部分のみ使われ、
その他の材料は間柱や筋交、垂木などの羽柄材で使用されるのです。
少し移動して、伐採終わった後の植林された場所も見学。
次の世代に向けての活動も行っておりました。
10年前に植林した木が育っておりました。
この時点で、残していく木を選別し木の間隔を開けていくとの事でした。
ここまででも勉強になることが多かったです。
明日は山下り編!