株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

10月30日

モデルハウスjam物語

 

第3回 外壁の鉄平石

 

 

 

 

 

今回玄関回りの一部に長野県産鉄平石を採用しました。

 

鉄平石を見に行った時のブログはコチラ

 

 

 

 

まず、jamを作る前のコンセプトハウスの写真をお見せします。

 

 

 

 

白いレンガを使ったObssure

 

 

 

 

 

 

 

 

特殊な模様のタイルを張ったdim

 

 

 

2件見てもらいましたが、私自身、異素材を組み合わせた外観デザインを考えたがるみたいで、

dimの外壁にも今まで使ってこなかった新しい材料を探していました。

 

 

検討していた材料の一つが、Obscureの時にも検討していた鉄平石でした。

 

 

 

 

 

 

信州鉄平石さんの施工例ですが、鉄平石の小端という材料で仕上げたものになります。

 

カッコいいですよね!

 

「今回は鉄平石の小端を外壁に張ろう!」と、心に決め、実際に現地にいったのですが、

実際は小端は張るのではなく、積んでいくそうで、外構工事などに貼るものではないとの事だったのです。

 

 

上記の写真は鉄平石の小口(厚みの部分)が仕上げになっていたんですね。

 

 

で、帰宅してから悩んでいたところ「小端をちょっと厚みと幅を調整して貼ってみる?」と、お声をいただき

特別に加工していただき今回小端を張ることができたのです。

 

 

 

 

厚みや色がバラバラだからこそカッコよさがありますよね。

 

 

 

 

 

 

 

こちらが玄関部分の鉄平石の乱形貼り

 

和風住宅などでは採用が多いのですが、

私達のような空間デザインの雰囲気でも鉄平石は合いますよね。

 

 

 

昭和の時代では別荘、和風住宅では多く採用されておりましたし、

以前のブログでも書きましたが、自宅の外壁にも貼られていました。

 

しかし、わざわざ重い石を家に貼るという事が徐々に減っていき、

現代住宅では天然石を張ることがほとんどなくなりました。

 

今では鉄平石を採掘する会社が2社しかいないというのが現実です。

 

 

素晴らしい日本の伝統材料が消えてしまわないように

小さな力ではありますが、僕たちが少しでも使っていけたらという気持ちも大いにあります。

 

 

 

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