木曜日から土曜日の3日間、四国に出張に行っておりました。
一日目、二日目は愛媛県松山市で全国の工務店が集うJBNという協会の交流会でした。
初日は講演と四国の各四県の工務店さんの事例発表とディスカッションです。
鳥取県が独自で行っている省エネ基準「NE-ST」の担当者 槇原氏の講演です。
これは、前から聞きたかった話でありまして、
日本の現段階の省エネ基準はぶっちゃけ低すぎるので、
省エネ住宅を普及するために「NE-ST」という県独自の省エネ基準を作りました。
現在、国が行っている子育てエコホーム支援事業補助金にプラス補助金があったりして、
毎年省エネ住宅の普及率が高い県であります。
鳥取県が行っている「NE-ST」事業の数値ですが、国の省エネ基準UA値0.87に対し、
断熱等級6より少し低いUA値0.48をG1レベルとし、0.34 0.23とレベルを上げております。
国の省エネ等級と数値が違うので、鳥取県独自で検討したからこそ決められた数値表示だと思われます。
そして凄いのが気密性能C値1.0cm/㎡以下を決めている事です。
日本の省エネ基準では気密性能は決めておりません。
決めないというより、決められないのです。
鳥取県が作りだした「NE-ST」が徐々に大きな話になり始めています。
この声が他の県に渡り増えていくんではないかと予想しています。
まだまだ先になると思いますが、千葉県にもこのようなラインが出来上がる事を願っております。
G1は今の状況でもクリアしているので、目指すのはG2レベルですよね。
UA値0.36基準を目指そうとしている工藤工務店としては、もう一段階頑張らなければならない。
社内でスタッフと考えていく問題です。
次は四国の各四県から工務店さんの事例発表。
有名な工務店さんから、3人程で頑張っている工務店さんまで、
強い想いをもって家づくりをされている会社さんばかりでした。
特に徳島県(行ったことない)の工務店さんの話には自信になりました。
地域関係なく、魅了した家づくりを続けていけば応援してくれる方も増えていく事。
自分も頑張っていこう!
そして、懇親会。
こんなに講演会の時いた?と思うほど、人も多く凄い熱気でした。
翌日は分科会。
自分が聞きたい委員会の話に参加して勉強していきます。
来年から建築業界は大きな法改正がありますので、その準備のお話と
大工育成の話を聞いてきました。
勉強になる話ばかりの交流会の2日間でした。
その2に続く。