株式会社 工藤工務店

KUDO DIARYBlog

10月30日

先日、夕飯中に長男との話

 

 

今年から建築学部に通っている長男ですが、長~い夏休みが終わり、

本格的に建築の授業に入ってきたそうです。

 

 

「この建物なんだけど、どうやって寸法だしたらいいのか・・・」

と、課題を見てみると・・・・

 

 

 

 

 

フィッシャー邸じゃないか!!

 

 

 

 

 

 

 

フィッシャー邸というのは、ルイス・カーンが1960年代にアメリカのペンシルベニア州に建てられた住宅で、

四角のボックスが斜めに組み合わさった、名作住宅の一つです。

 

 

寸法がどうこうより、最初の課題でフィッシャー邸をトレースなんてセンスのいい先生ではないか!と、感心してしまいました。

 

 

10年前に、フランクロイドライトの建築を見にアメリカに行ったのですが、ついでみたいな感じで、

ルイス・カーンのエシェリック邸という建物を見学したのですが、個人的にエシェリック邸の方が衝撃度は高かったのです。

 

 

フィッシャー邸の話に戻りますが、この箱の角度の組み合わせは、ただのデザインではなく、

窓からの景色や明かりなどを考慮して、こうなったと言われております。

 

日本は窓というと、明かりを入れたり、風を入れるためというのがありますが、

私は外との繋がりを作るため、視界が抜けていくための窓と思っているので、

アメリカとは密集度が違う日本ですが、プランを作る前の土地の下見などは、

どこに窓を付けたらいいのか探すのがメインだったりします。

 

その参考的建築の一つがフィッシャー邸であります。

 

 

今回書いたような内容を息子とは話していませんが、はじめて建築の話をしました。

伝わっているか分かりませんけどねw

 

 

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